強迫症
強迫症とは?
強迫症は、自分でも不合理だと分かっているけれども、ある考えが頭に浮かんで離れない(強迫観念)、その不安を振り払おうと何度も同じ行動を繰り返してしまうこと(強迫行動)が特徴です。例えば、家を出る時に鍵を閉め忘れたのではないかと不安になり、再び家に戻って鍵を確認する。または、細菌や化学物質に対する恐怖から、何度も繰り返し手を洗ったり、消毒したりする。もしくは、物が決まった場所にないと強い不快感や不安に襲われ、自分が納得するまで物の位置を調整するなど、さまざまな形で現れます。これらのこだわりは、周りの人々にも影響を与え、彼らにも一緒に決まり事を実行させたり、確認をさせたりすることもあります。
強迫症の治療
これらの繰り返す考えや行動は、不安や恐怖と闘うための一つの方法とも言えます。しかし、その一方で、これらの繰り返しが次の不安を引き起こし、繰り返しがエスカレートしてしまうこともあります。例えば、鍵の確認は最初は一度で済んでいたかもしれませんが、次第にその回数が増え、最終的には家から離れることができなくなることもあります。
これに対抗するためには、避けてきたことを敢えて行ったり、繰り返しの回数を極力減らすなどの行動変更が必要になります。また、薬物療法も行うことで症状の改善を目指します。
何かにとらわれ過ぎてしまい、不安や苦痛を感じていることに対して、一緒に解決策を見つけましょう。
なんでも気軽にご相談ください。