メニュー

双極性障害

双極性障害とは?

双極性障害は、しばしば躁うつ病とも呼ばれます。その名の通り、気分が非常に高揚した状態(躁状態)と、低下した状態(うつ状態)の間で気分が変動する病気です。躁状態では、普段は連絡を取らない友人と積極的に交流し始めたり、食事の際に大盤振る舞いをしたり、寝る必要性を感じず徹夜を重ねることが増えるなどの傾向が見られます。この状態は本人にとって心地が良い場合も多いのですが、躁状態が極端になると、攻撃的になったり、周囲の人を混乱させ、学校や仕事、子育てといった日常生活の様々な場面で困難を経験することになります。一方、うつ状態では、活力がなくなり、涙もろくなる、考え方がネガティブになる、身体が動かなくなるなどの症状がでて、やはり日常生活に支障をきたします。

双極性障害に悩む患者さんは、大部分をうつ状態で過ごすことが一般的で、うつ病と誤診されることもあります。このため、注意深い観察と評価が必要となります。

双極性障害の治療

双極性障害の治療の第一歩は、病状について理解を深めることです。そして薬物療法も治療の大切な要素になります。なお、患者さん本人が自らの気分の浮き沈みを認識することは難しいことがあります。特に軽い躁状態は本人にとっては心地の良い状態であり、周囲からみても「最近は機嫌がよいな」、「よく食事に誘ってご馳走してくれる」といった程度にしか感じられないこともあります。そのため、家族や友人などの近しい人にこの病気について理解を深めてもらうことで、早期に症状に対応し、適切なケアを提供することが可能になります。

もし、気分の変動で困っているなら、どんなことでもお気軽にご相談ください。
一緒に解決策を探していきましょう。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME