物忘れ
一言に「物忘れ」と言っても、その言葉には様々な状態が含まれています。狭義の物忘れには、物の名前が出てこない、同じことを繰り返し言ったり聞いたりする、しまった物や置いた物の場所を忘れるといった、主に記憶に関連する症状が当てはまります。さらに、広義の物忘れには、以前よりもボーッとして過ごす時間が増えた、物事の判断力や理解力が失われてきた、以前は好きだった趣味をやらなくなった、人柄が変わったなど、意欲や気分に関係する症状も含まれます。
診断と治療
物忘れの一部は、年齢を重ねる過程で誰にでも見られる自然な現象です。しかし、脳の疾患である認知症(アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、脳血管性認知症など)の可能性もあり、それらを見分ける必要があります。また、一見、認知症に見えても、実はそれ以外のこころや身体的な病気である可能性もあるため、注意が必要です。
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